「琉球王朝祭り古式行列」は、正月三日に行われる「三ヶ寺初行幸」。
円覚寺・天王寺・天界寺の三ヶ寺参詣行幸の行列を再現したものです。
往事、王妃は参加してませんが華やかさを演出するため出演することになったとのこと。
正殿で、国王をお迎えする三司官(行政の最高責任者)。
紫の地色に五色の金欄のハチマチ。ほか、随行人。
国王をお迎えする
摂政(シッシー)
国王に次ぐ王府の責任者。
国王の兄弟や王族から
選ばれます。
赤の地色に五色の
金欄の冠(ハチマチ)。
「御主加那志前」
(ウスガナシーメー)と
王妃の登場です。
これより行幸へ出発です。
廣福門を出る国王と王妃。
園比屋武御嶽で三司官、神女揃って行幸の安全を祈願。
国王が城外へ出る時は、必ず行われる儀式だそうです。
写真左:静かに出番を待つ二つの御轎(ウチュウ)。左が国王用。右が王妃用。
写真中:大きな団扇のようなものは「ミサーナー」。
日射し除けや国王に見せたくないものを隠します。
写真右:一番手前「ウスガナシーメーがウトゥーインドー」(国王がお通りになるぞ)と、
口上を述べながら先導する。諷仲門(ウテーナカジョウ)。
続いて摂政(シッシー)。次が御物上(ウェームンウサギ)で摂政のお世話役。
そして三司官と続きます。
「三ヶ寺初行幸」の行列がずず〜いと続きます。
黄ハチマチは親雲上(ペーチン)。赤ハチマチは里之子(サトゥヌシ)・筑登之(チクドゥン)。
青ハチマチは子(シー)で無位の士族。
国王が乗る御轎(ウチュウ)。遠方に首里城が ……
国王に続き、王妃が乗る御轎(ウチュウ)のお通りです。
12:50から始まり、夜の花火まで、ほぼ一日がかりの祭りでした。
古式行列の後に続いて祝賀パレードもありました。
首里の各自治会の旗頭や獅子舞もあり、大盛り上がりでした。
それらの写真は、別で後日、紹介します。
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