なかなか趣きのある椅子なのでご紹介します。(ご存知だとは思いますが …)
首里城正殿二階にある
「唐玻豊(からはふ)」と呼ばれる部屋です。
正月の儀式や中国皇帝への親書を送る時などに、国王が椅子に座り
御庭(うなー)に並ぶ諸官と共に儀式を執り行った重要な場所です。
唐玻風造(からはふうづくり)の屋根や龍の飾りに囲まれた
格式ある空間になっています。
正面の格子が開くとは知らなかったため
この椅子が背を向けて置かれているのが不思議でなりませんでした。
何のための椅子かも疑問でした。おそらく案内板が
あったと思いますが、慌て者の小生は、見逃したかもしれません。
それで調べることに ……
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ありました。……「首里城公園」公式ホームページに。
(説明文は、HPより引用させていただきました。)
「御差床(うさすか)」
御主加那志前
(うすがなしーめー:国王)が座る玉座。
「御差床」後の障子戸を開くと
奥に国王専用の階段(おちょくい)があります。
国王はその階段を使って二階から
御差床に出御します。
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