首里城に棲む白龍

たまたま、ネット検索で広島の方のブログに出くわしました。

首里城を訪れた時のお話しが書かれています。

ただそれだけなら観光のお話しですが。

首里森御嶽(すいむいうたき)に白い龍を感じるという内容なのです。

龍に導かれるように来たと …。　これにはビックリです。

 

実は、この地がまだ、琉球大学の頃、首里森御嶽の後方にある

京の内の奥の城壁あたりは絶壁で、

隆起サンゴの切り立った岩が連なっていました。

 

そこにひと際高い岩があり、その上を天を突くように

1本のリュウゼツランが伸びていました。

 

その岩の根元をぐるぐる巻く(時計回り)ように這っているのは

この世の生き物とは思えない大きな蛇のような…

でも蛇でないような … 摩訶不思議な生き物です。

 

見逃すまいと凝視していましたが、頭も尻尾も確認できないまま

ふっと消えてしまいました。錯覚か …？

いや間違いなく現実だ … 。

 

この話しを数人の友人と家族にも話したが相手にされませんでした。

その後、この話しは封印することに ………

 

だが、この話しは、これで終わらなかったのです。

 

それから十数年後、高校の先輩で、卒業後シンガーソングライターに

なった（県内では有名でした）N・Yさんが王陵(たまうどぅん)で

白龍を見たという話しを聞き、同じだっ！… と衝撃が走りました。

目撃したシチュエーションが、ほとんど一緒なのです。

先輩も頭と尻尾を見ることができなかったそうです。

 

あれはまさしく「首里城に棲む白龍」です。

今でも鮮明に記憶に残っています。

 

今回、広島の方のブログを見なければ、

この話しはしなかったでしょう。

 

いずれにせよ、この手の話しは、見たものにしか理解できないので

それで良しとしよう … 。　と思う。

 

白龍は存在する …… 今もそう信じたい！