中城城跡の三の郭。
新城(ミーグスク)とも呼ばれ、最も進んだ石積み技法
相方積みによって築かれている。この三の郭は、護佐丸によって
築かれたと云われる。
首里城跡の久慶門 外郭城壁。
護佐丸が築いた中城城の三の郭にそっくりである。
ただ、先述の三の郭の相方積みに対し、久慶門 外郭は、布積みである。
最高の石積み技法で築かれた、中城城の三の郭は、
築城の名手としても名を馳せた、護佐丸ならではの傑作と云える。
さらに、説明を加えると、布積みは、大きな石を基本に、精巧に加工し
積み上げる技法で、主に格式の高い建造物の要所や門などの側壁、
大規模な屋敷の石塀に用いられることが多い。
ちなみに、今帰仁城の城壁は、野面積みと云う初期の工法により築かれている。
これは自然の石をそのまま積み上げる方法である。
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