琉球を守護する四連峰の神々。
左から イヘヤ神 シチャラ神 アフリ神 シヌクシ神。
アスムイの神々は、最高神キミテズリの降臨を待つ。
キミテズリとは、アマミキヨに琉球開闢を命じた神様で、
琉球国王が代わることを予告し、祝福する神とも云われています。
また、この国(琉球)に一大事が起こるとき降臨するとも云われています。
その神様をお迎えするのがアフリ神です。
アスムイ御嶽四連峰のひとつがそれです。
新しい国王が誕生する時、アフリ嶽とクバの御嶽(今帰仁グスク隣)に
山を覆うほどの巨大な涼傘(りゃんさん)が立ち、
それを観た人々が飛脚を立て首里王府に伝えた。
涼傘を立てるのは、キミテズリをお迎えするアフリ神の役割です。
琉球開闢神話の舞台がこのお山です。
アフリ嶽:写真左から三番目の峰。右側に辺戸岬が見えます。
手前の黄色い傘が涼傘です。
涼傘には、黄と赤があり
アフリ嶽に赤が立つと
クバの御嶽には黄が立つ。
アフリ嶽に黄が立つと
クバの御嶽には赤が立つと云う。
写真の琉球国王の三ヶ寺初行幸でも
赤と黄の涼傘が登場する。
上記の神話に倣ったものと想われる。
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西谷 雄史郎 (月曜日, 07 11月 2016 20:27)
涼傘の記事を書くため、検索していたら、このサイトに出会いました。首里城祭の古式行列に赤と黄の傘が登場するのを初めて知りました。やんばる暮らしで首里城祭を見たことがなかったので。フリー素材写真も使わせていただきたいです。その節はメールしますので、よろしくお願いします。2016.11.07 当方のメールアドレス:yushiron@gmail.com